★桐 と 一口に言っても 実は かなりの巾があります。
会津桐が 最も良質とされますが
会津桐も 会津地方もそれなりの広さがありますから
その中のどこといった話にもなってきます。
さらに 国内の桐は
青森から かなり広範の地域に ひろがります。
外国の桐も いろいろなところにあって
北米 中国 等が 有名です。
桐に似た木 たとえば ファルカタ などを 桐と称して売る業者もいます。
中国の桐は 値段的にも安く かなりの量が流通しています。
また 中国本土で 製品化されて 輸入されるものも多く
現在通信販売では 中国で製造されたものが 多くなっています。
一般論的に説明をしていくとかなり長くなり
桐たんすとしての範囲が かなり広く捉えることになってしまいますので
ここでは いわゆる ”桐たんす” として
製造販売されているもの程度に範囲を 狭めます。
材質の違いは グレード的に 少しづつ異なっていって
最終的には かなり異なったものになります。
たんすの品質は 材質と 構造と 職人の技術の組み合わせです。
一定の水準以上を念頭にして考えると
構造については ほとんど変わりがなくなってきます。
職人の技術も どこに力点を置いて判断するかで違うという
微妙な違いとなってきます。
と すると 材の違いをまず中心に考えるべきという考え方ができます。★
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