★ ゴマノハグサ科といわれますが ノウゼンカズラ科のほうが
正しいとする説もあります。桐たんすの業者の中には
”ゴマノハグサ科なので 本来は草””だから・・・”
といった説明をする人もいるかと思われますが
私からすると 桐はやはり木だと思います。
実際に育っている状態 加工する状態からして
やはり 木です。
草だという人には たとえばと 他の例を挙げていただければ と思います。
林産の分類からすると 桐は林産特産物扱いですから
杉や桧等と違い 椎茸等と同じ扱いになります。
このあたりも 桐は木ではなくという根拠にされる事があります。
しかし 桐が桧などと違い 椎茸と同じというのは
ある意味では非常に言いえていて 桐は育ちが早く
植えた人が丹精込めて育てる木、 自然に生える事もありますが
基本的に植える木 育てる木 植えた人が自分で切る木です。
そうした意味では 桧などの木に比べ 農産物に近く
椎茸と同じ扱い というのもわかる気がします。
ここでひとつのポイントは 桐は植える木 育てる木だということです。
つまり 自然のものを破壊して 製品化しているわけではなく
植えて 育てて さらに 製造している。
自然を生かし 自然と一体となって 桐たんすが製造されています。
そのうえ たんすは 非常に長く使用する事ができます。
桐 桐たんすは 伝統的なものですが きわめて 自然の恵みを生かし
自然との共存 エコ という考え方に合致しています。
外国の桐の木となると 上記のような 植える木 育てる木という考え方が
本当に当てはまるかどうかについては はなはだ疑問が残ります。
北米においても 当初より自生していたものの輸入でありました。
日本にはあまり見られない大径木があり 珍重されたのですが
自生しているからこそ 存在するわけなので
そうした大径木も 現在では余り見られなくなりました。
国産桐材との考え方とは
ちょっと基本的な考え方として違いがあるように思います。★
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